いつもありがとうございます。
カグヤの松野です。
先週九州農園で育った梅を
会社に送っていただきました。
真っ青で甘酸っぱい香りの青梅で、
見るからにおいしそう。
そのまま食べてみたら
どんな味がするのだろう…
と思って生で食べてみようとしたら、
他クルーが
「生の梅には毒があるみたいだよ」
と教えてくれました。
調べてみると、
梅は種を守るために、毒をもっているそうです。
生の梅には「青酸配糖体」という
糖と青酸が結合した物質が入っています。
ただ、毒の影響としては、
成人では、300個くらい食べないと
深刻な症状にはならないようです。
そして、種を守るための毒なので、
完熟して、種が固くなるにつれ
毒は減少するそうです。
昔の人は、少量でも青梅には毒があり、
乾燥させたり、
発酵食品に変え、時間をかけることで
食べられるようになることを
知っていたのだと思うと、とても不思議です。
自然の近くで、他の生き物と添って暮らし
人間側に時間を合わせたりは
していなかったのではないかとも感じました。
これから青梅を使った梅干しや、
梅シロップ造りを予定しています。
実践を通じ自然に沿った生き方を発見し、
学んでいきたいと思います。
発酵コーディネーター
松野 寛子