ひょんな興味心から始めた生ハムづくり。
作っている人の話を聴くと、
日本でいう「熟成」と本場での「熟成」には違いがあり、
作り方は全く違うと言います。
日本では、塩漬け液に7日以上漬け込めば、
「熟成」ということとなりますが、
元々の作り方は「12か月、長いものだと60か月」乾燥させることを
「熟成」というそうです。
早く大量に作るためにということで、
日本では乾燥にかける時間が1~2週間という製品が少なくないそうです。
その話を聴いて思い出すのは、日本の「鰹節」です。
https://www.fushitaka.com/cont/mutter/satsuma.html
昔ながらの時間をかけて、自然の気候とカビや乳酸発酵で
じっくりと作られた薩摩型本節を作る職人は今や日本で2名だけ。
https://www.fushitaka.com/cont/mutter/katsuo7.html
かつお節を全国に普及させるために、当時政府が取った政策は
「誰もがある一定の品質ものを作れるように」
ということで、作り方を簡略化し、大量生産を目指し、
現在の顛末となっているそうです。
それと同じ姿を生ハムで見るとは、、、
しかし、、、
しかしですよ、、、
じゃあ、いまから12か月も待てる?!?!?!
と、自分に問いかけると、「NO!!」ですが(笑)
来年のためにこれから再度作るのはありです。
味噌づくりのようなものですね。
今回は初めてということもあり、
失敗するかもしれません。
まずは、今回の経験を活かして、
生ハムからも「発酵」という、先人の智慧を
学んでいきたいと思います。
(あと2か月後、、、食べられるようになっているのか、、、、)
ミマモリスト 眞田 海