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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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社内木鶏 ~2019年4月~

4月の「社内木鶏」での気づきをこちらのブログで発信します。

 

 

【感じたこと】

(人生・仕事にどう生かすか・この1ヵ月木鶏に迫れたか 等)

 

今回の西田さんと田口さんの記事には共感するものが多くありました。横井少楠が西洋列強に対して武力で対抗しようとしたのではなく、思想の問題として捉えたということも面白く感じます。私自身も東洋思想というものにとても興味があり、もっといえば日本の伝統的精神というものを生涯かけて追い求めていきたいと思っています。それは東洋と西洋のどちらが優れているとか、敵対したり対抗したいという意味ではなく、自分が日本人であるという事実があるからです。その子が「その子らしく」あれることや、「その子らしさ」をしっかりと持って育っていって欲しいと願うのと同じように、自分もまた本来の「日本人らしい」日本人でありたいと思いますし、日本という国もまた、形だけ名前だけのものではなく、伝統的精神が受け継がれていること、もっと言えばこの国が育んできた徳というものがしっかりと守られている国であり続けて欲しいと願っています。本来、「自分らしさ」や「その国らしさ」というものは、自然な状態であればあえて意識などするものではないのだと思いますが、こうして致知の対談で声があがったり、世の中の動きとして大きくなってきているのは、今がその真逆の状態になっているからなのだとも感じます。

 

この一ヶ月の中で特に印象的だったのは、ある園さんから声のあった「一円対話のメインテーマ『初心からの気づき』の意味が分からない」というものでした。振り返りの軸を「園の理念」だけにするのではなく、その人の「初心」や、なぜこの園で働くのかという「動機」と結び付けたところを軸にして振り返った方が、変にやらされたりおろされたりする感覚が無くなっていいのではないかということで、昨年の理念研修の際に改善した内容でしたが、自分たちもまた同じようにメインテーマを変えて一円対話に取り組んできて、もう一年が経過していたのだということに、園さんからの声を聴いて初めて気づきました。カグヤのいいところは、園に提案することを自分たちも同じように取り組むところ。自分自身はカグヤの理念と自身の初心がほぼ一致していると感じていたので、それまで通り大きく変わることなくこの一年、振り返りを行ってきましたが、ここ最近、もう少しこの「理念と初心」というものの照らし合わせを研ぎ澄ませていきたいと思えるようになりました。それは、振り返りの軸が曖昧であれば、改善の軸もまた曖昧になるよう感じられるからです。そして、軸を研ぎ澄ませていくほど、その人の役割もまた明確になっていくように感じているからです。

 

本文中の西田さんの言葉に「敵対したり否定したりするのではなく、育もうという発想が素晴らしいですね。」というものがありました。人同士も国同士も、対立・対抗していけば徳を失い、尊重し合えば徳を積んでいくことに繋がるように思います。「理念と初心」はまさにカグヤの醍醐味だからこそ、今のこの機会を素直に受け取り、いい意味で自分自身の身をつかい、面白がって実験してみようと思います。

 

ビジョンリスナー

大河内 盛友