昨日畑に行くと、里芋の葉に露がたまっていて、
その美しさに、思わず見入ってしまいました。
そして同時に、先日室礼教室で習ったことを思い出しました。
教室では「七夕」がテーマでしたが、
昔は、7月6日の朝早く、里芋の葉にたまった夜露をころがし、
小川で洗い清めた硯にうつし取ってそれで墨をすり、
詩歌や「七夕」「天の川」などと書いて、
歌や書の上達を願ったり、
梶の葉に歌をしたためていたそうです。
実際に、里芋の葉にたまった露を見ると、
神々しく光り輝いていて、
「神様から授かった天の水」と言われるのも納得です。
蛇口をひねればあたりまえのように水を頂いてますが、
本来は、天から頂いている大切な恵みであることを
忘れずにいたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子