自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/06/30

天からの水

昨日畑に行くと、里芋の葉に露がたまっていて、
その美しさに、思わず見入ってしまいました。

そして同時に、先日室礼教室で習ったことを思い出しました。

教室では「七夕」がテーマでしたが、

昔は、7月6日の朝早く、里芋の葉にたまった夜露をころがし、
小川で洗い清めた硯にうつし取ってそれで墨をすり、

詩歌や「七夕」「天の川」などと書いて、
歌や書の上達を願ったり、
梶の葉に歌をしたためていたそうです。

実際に、里芋の葉にたまった露を見ると、
神々しく光り輝いていて、
「神様から授かった天の水」と言われるのも納得です。

蛇口をひねればあたりまえのように水を頂いてますが、
本来は、天から頂いている大切な恵みであることを
忘れずにいたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子