今日はこれから千葉にある、自然農法でお米を栽培している「むかしの田んぼ」での田植えを予定しています。
私は以前、自然食の仕事をしていたことがあるため、農と食と医について見識を深めていきたいと思っているのですが、そもそも自分の中で大きな機会となったのは学生時代に出逢った「淡路島モンキーセンター」の奇形猿の話だったことが思い出されます。
※餌付けをするようになってから、わずか5年ほどで自然界ではありえない程の数の奇形猿が産まれてくるようになったとのこと。
その主な原因は輸入された小麦や大豆、落花生、みかんなど、エサに使われている農薬、ポストハーベストの残留農薬ではないかと考えられています。
特に農薬の規制の甘かった年代においては、産まれてくる赤ちゃんの7割以上に奇形が見られたそうで、その姿と事実を知った時に大きな衝撃を受け、
人間もまた同じものを食べており、3世代ほど経過すれば猿と同じことが人間にも起きるであろうという予測に、強い危機感や恐れ、そして畏れを感じました。
当時よりも、現在では遺伝子組み換え食品(GMO)の増加や、TPPの関税撤廃による食料自給率の低下など、ますます「食」についての危機は高まっていると思われます。
食料は農業や医療に繋がり、石油などのエネルギーに繋がり、そして金融に繋がっている…
自然と共生しているインディアンたちは「7代先の子孫にどのような影響を及ぼすか」を常に考えて物事を判断し、決断するという教えが守られていると言われます。
大人の都合によって犠牲になっていくのは、子どもたちや子孫たちだからこそ、人類の未来に確かなものを遺してけるよう、一つでも行動を始めていきたいと思います。
ビジョンリスナー
大河内 盛友