引き続き田植えについてですが、色々と調べてみると、昔はできるだけ早く作業を終えることを要求されたことから、地域の人々が互いに助け合って労働力を提供し合う「結(ゆい)」といった協同作業で行なわれていたそうです。
最近では、あまりそういうシーンは見られませんが、今では農家さんも、農薬を使ったり、機械を使ったりすることによって、自分たちのところで完結できるようになり、わざわざ助け合う必要もなくなったのかもしれませんね。
ちょうど昨日の田植えでは、カグヤメンバーだけでなく、お客様や別業界の方など、色々な人たちと田植えを行うことができて、同じ地域の人というわけではありませんが、そんな風に一緒に取り組めること自体、やっぱりとても楽しいことだと感じます。
そう考えると、日頃の仕事においても「自分でなんとかやらないと」という前提を外し、反対に「自分だけでやらないように」などと思うと、かえって面白い発想が湧いてきそうな気がします。
繋がりが薄れがちな時代だからこそ、「繋がるためにかえっていい」という観点で、色々な仕事を見直してみたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子