毎月の初心会議で実施している「社内木鶏」。
今月は到知の6月号の記事の中から、お二人の記事を選びました。
(「社内木鶏」については下記をご覧ください)
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei/
今回、井坂泰博さんの記事を読んで、一番印象に残ったことは、
「うちでは「アトムは相手に得を与える経営をする」という経営理念を掲げているんです。
お客様に得を与える、社員に得を与える、そして取引先に得を与える。
そうすると、皆が集まってくるでしょう。これが「繁盛」であって、
そのこと自体が「利益」であると僕は考えているんです。」
というお言葉でした。
この一か月の自分自身を振り返ると、
働く中で自分の初心と向き合う機会をたくさん頂きました。
私の初心は
「自分の存在そのままで人に喜んでもらうこと。
喜びや安心、勇気や元気、楽しさや笑顔を働く中で生み出して、
人々の後押しとなれるような働き方をしたい。」
ということですが、井坂さんの記事を読み、
改めて自分の初心を大切にし、今の自分の存在そのものを大切にし、
存在を超えてまで無理して働くわけではなく、
出来るときに、出来ることで喜んでもらうことを続けていけば、
きっといつか、「繁盛」するのだろうと、安心と信じる気持ちが増しました。
今月は、佐藤さんや由莉さんとの面談を含めて、
いろんな人と会社のことを話し合う機会を頂きました。
その際に今どうしていくべきか、何を優先するべきなのかということを考える際に、
「誰に喜んでもらうことを考えればいいのか」
とぶつかる瞬間がありました。
目の前の人を喜ばせるとは、簡単なようで難しいことです。
そして、それをすることで周りが喜ばなければ、それも苦しいことです。
どこかを整えればどこかが歪むような、
そんな自分の行動ばかりではだれもが疲弊していってしまいます。
そんな時、野見山さんが古民家を直すときに、
「家が喜んでもらうこと」を大事にしていることを思い出しました。
そして、会社のことを考える時も
「カグヤが喜ぶこと」から考えたらよいということを思い出しました。
人ではなく、そこにいる人々が暮らしている「家」や「居場所」ともいえるものが、
喜ぶ働き方をしていけばいいのかと考えると、
とても考えが深まり歩むべき道が見えてきたように感じます。
目の前にある物事を見る時、
その目の前の物事の大本にある「存在」や「場」を理解すること。
目の前だけでなくその「存在」や「場」が喜ぶ自分の使い方をしていくということ。
それを大事にしていければと思います。
ミマモリスト 眞田 海