またまた千葉のカグヤの田んぼに草取りに行きました。
当日は雨の予報を裏切る晴天に恵まれ、近くの保育園の先生方も参加してくださいました。
2回目とはいえ、このひと月で成長した草は地中深く根を張り、引き抜くにも前回以上に力を要します。
しかも、根についた泥を洗い落とし、それを畦に投げていくので全身運動です。
気合い十分でスタートしたものの作業が進むにつれ気温も上昇。
誰もが黙々と草と格闘するなか、突然「キャー」の声・・・。
驚いて顔をあげると、いつの間にか先生方が全身泥まみれになっています。
唖然とする我々をよそに、先生方は抜き取った草を投げ合っては大笑いしています。
その光景に場の空気がふっと緩みます。
そこへタイミングよく冷たい飲み物が差し入れられ皆に笑顔が戻ります。
束の間の休息を味わったところで作業再開です。
先程まで手を休めず必死に草取りをしたはずが、まだまだ先が長い現実に目眩を覚えつつ、泥に手を突っ込み草をもぎ取っていきます。
再びのゾーン状態。
すると今度は遠くでキャッキャッとはしゃぐ声が・・・。
あれ?
田んぼから先生方の姿が消えています。
辺りを見回すと、近くを流れる川で網を片手に魚獲りに夢中になっています。
その様子は、まるで子どもが止まらない好奇心に目を輝かせ心の底から全力で楽しんでいるかのようで、キラキラとした彼らがとても眩しく感じました。
子どもの頃は、目についたものすべてに好奇心を駆り立てられ、何でも夢中になれました。
「あれをしろ」「これをやれ」と言われてもすぐ他のことをはじめてしまったり、違う遊びに発展させてしまったり、大人の想像をはるかに越えて命の限り楽しみ尽くしていたように思います。
大人になるにつれ、楽しむことより“ねばならない”義務感に支配され、自身で窮屈な檻をつくり自分を追い込んでしまっていることが増えた気がします。
辺りを見渡せばワクワクの種はたくさん転がっているのに・・・。
きっとどんなに大変なことも、その種が見つかれば楽しみに変えられるのだと思います。
真面目に一生懸命に「楽しむこと」を大切にしていきたいと思います。
ミッションパート
佐藤真樹