5月に田植えを行った稲が、
いよいよ収穫時期を迎えたということで・・・
昨日、人生初めての稲刈りを行いました!
ずっと近くで見守っていたわけではないものの・・・
更には、収穫されたお米を袋詰めするということで、
籾摺りから、
という一連の工程までを見せて頂き、
自分がこれまで思っていた以上に、
お米ができるまでには、
沢山の時間、労力、愛情が込められていることを感じました。
「たからもの」という言葉は、
「田から生まれるもの」だと聞いたことがありますが、
まさに、お米は「たからもの」だと実感します。
そして、そんな「たからもの」は、
決して「作物」という財、経済だけでなく、
人と人との絆や、人と自然との絆、
知恵や技術や誇り、文化や歴史など・・・
とても多くのものがあてはまることを、
今回のお米づくりからも、確かに感じます。
古来より農耕民族として田畑と共に生きた日本人は、
高価で手に入りにくいものではなく、
ごく日常の暮らしや、毎日の働く場所にあるものを
「たからもの」と捉えていたのでしょう。
そう思うと、子どもたちが、
草花や虫、石など・・・身近なものを「たからもの」にしているのも、
同じ感覚なのかもしれません。
古来の日本人や子どもたちに習い、
「働くこと」についても、疲弊する消耗活動ではなく、
「たからもの」へと繋がる生産活動と心得ていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子