自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/09/08

お米づくり

週末の稲刈りでは、
前日の「結豊酬」で会社から頂いた「鎌」を使いました。

ちなみになぜ鎌を頂いたかというと・・・

実は、今回の「結豊酬」は、荒廃した農村の復興を行った
二宮金次郎の表彰制度を参考にしており、

この制度は、農民の生産意欲を高めるために、
村民間の投票によって、表彰者を選び、

当選者にはほうびとして、鍬や鎌などの道具や、
時には現金を与えていたということで、

今回、私も同じく鎌を頂いたというわけです!(笑)

そんな鎌を、実際に使ってみると、
他の鎌に比べて、切れ味抜群ではありましたが、

初めてということもあり、
力の入れ具合や刃の角度など、とても難しく、
周りの人に比べると、随分時間がかかってしまいました。

また、稲刈りといっても、実際にはコンバインで行い、
コンバインが入らない隅の稲を鎌で刈ったため、
大した量ではなかったはずですが、

それでも、慣れない稲刈りに、すぐに疲れてしまい、
田植えや草刈り同様に、農作業の苦労を体感しました。

日々自然と向き合われている、農家の方のご苦労を思うと、
この程度ではないのでしょうが、

それでも、何も知らずに、ただ食べる側の消費者になるのではなく、
生産者のご苦労を感じることができたのは、大事な経験となりました。

生きることに直結している「食」。

自分の体は、自分の食べているものでできていると思うと、

実際に、農耕民族である日本人が昔から食べてきた「米」が、
どのようにできているのかを知ることや、実際につくってみることができ、
自分にとって大きな収穫となりました。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子