自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2014/09/10

目的を見失わないこと

先日、藤﨑農場での稲刈り後、
ヤケ米やカメムシ被害のお米を除去する光選別機を前にして、

「虫が付いたら、取り除けばいいのに、
みんな虫がつかないように、農薬を使う。 
発想を変えればいいのにね。」
と、藤崎さんが仰いました。

藤﨑さんは、
「みんなに安心した美味しいお米を食べてもらうために
お米作りをしている」とお聞きしたことがありますが、

そんな風に、そもそもの目的がしっかり見えていれば、
目の前の課題に対しても、対処療法で乗り切ったり、
目先の利益を優先したりはしないのでしょう。

せっかく一生懸命やっていることが、
気が付いたら本末転倒だった・・・なんてことにならないよう、
目的を見失わないことに、注意していきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子