今月の社内木鶏での感想についてです。今月は介護の詩を選定しました。
今回木鶏の記事を選定するに当たり、どの記事も重たく、向き合わさられる内容ばかりでした。
辞書で「うれい」を調べると、予測される悪い事態に対する心配・気づかい、嘆き悲しむこと。憂鬱で心が晴れないこととあり、自分にそのような体験があるだろうかと考えてしまいます。
藤川さんの記事を読む中で、学生の頃、介護実習などで認知症の方とお話ししたことや、身体介護などもその日1日や、数週間であれば何とかなっても、認知症はこういう症状があるから、肯定的に受け止めましょうなど、知識として理解しても、何度も何度も同じ話を繰り返されていると、自分がおかしくなりそうになったのを覚えています。
その人の世界を受け止めるというのは、考えて出来るものではなく、元々子どもに関わる仕事がしたかったこともあり、介護を仕事にする選択肢はありませんでしたが、学生の時よりも介護や家族ということを以前にも増して受け止め真剣に考えなければと思う自分がいます。
介護の問題は、生きていく上で、両親にしても、自分のことにしても決して人ごとではなく、家族のあり方を考えさせられます。
結婚という大きな節目を迎えようとしていますが、それ以上に彼女から家族を大事にするということを一番教わっているように感じています。
しょっちゅうご飯に行ったり、従兄弟や親戚と会っていて、私も一緒に会うようになり、彼女の家族とどんどん仲良くなるにつれ、同時に自分の家族も大事にしたいなと湧いてきたり、今が一番自然と話せていることを感じます。
今はまだ元気な両親ですが、いつどうなるか分からないと思うと、これまで何もしてこなかった分、元気なうちに少しでも親孝行していきたいと思います。
ミマモルジュ
奥山 卓矢