週末は紅葉を見に行ったり、
実家の畑に行った際には、菊花を楽しんだりしました。
色鮮やかな紅葉は、目を奪われるほどに美しいものですが、特にこの時期は、こんな風にくすんだ色の菊が、季節に馴染んでいるのか、どこか物悲しくわびさびを感じるようでもあり、かえって美しさを感じるから面白いものです。
また今回、畑と畑の間の通り道からはみ出ていた菊が倒れていたり、邪魔になって切られ捨てられていたりしたので、そちらからまだ元気そうな花をいただいてきました。
個人的には、元気に咲いている花をそのまま飾る以上に、こうして誰の目にも触れなくなったり、不要な扱いをされている花の命が、ちゃんと選定したり手を入れることで、長持ちしたり甦ったりする姿に、独特の輝きや美しさを感じたりもして、更にはそれがまた誰かに喜んでもらえる姿を見るのが、好きだったりします。
楽しみ方がマニアックにきこえるかもしれませんが・・・笑
それはある意味「もったいない精神」というか、古民家甦生など、新しいものより古いものを磨いていく豊かさに通じるようでもあり、大事にしたい日本人らしさのようにも感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子