今日は、東京でもみぞれが降ったりと寒い1日でしたが、
もう週明けの20日には、二十四節気でいう「大寒(だいかん)」を迎えるわけですから、よくよく考えればこのくらいの寒さは納得ですね。^^;
大寒といえば、一年で最も寒さが厳しい頃にあたりますが、大寒の朝の水はその寒さゆえに、極めて雑味がなく純度が高いので、1年間腐らないと言い伝えられていて、昔は大寒の朝の水を汲みおいて保管していたとか。
また味噌や醤油、日本酒などの蔵元では、仕込みを始めるのも大寒から。
他にも、極寒が清廉な精神を作りあげ、強靭な肉体を鍛錬するということから、武道や神事では寒稽古や寒修行が盛んにおこなわれる時期でもあるようです。
また、「小寒の氷 大寒に解く」ということわざもありますが、大寒の方が寒いはずなのに小寒にできた氷が大寒に解けるということから、「物事が必ずしも順序通りにいかないことのたとえ」となっているようです。
今の世界の気候はエルニーニョなどで暖冬異変が発生することも多く、今まで寒かった時期が暖かかったり、急激に寒さが戻ってきたりといった異常気象がしばしば発生しており、ある意味、このことわざの意味を実感するこわさもありますが・・・
だからこそ、先人の生き方から学び、自然への畏敬の念を忘れずに傲慢にならないよう、日々自分ができることを行っていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子