今年もお味噌をつくりました!
お味噌づくりは今年で6年目。
いつもは「有機栽培大豆+白米麹」のセットを購入してましたが、今年は「自然栽培大豆+玄米麹」のセットに変えてみることに。
なかなか珍しい玄米麹は、甘み以外の旨味があり、農薬・化学肥料はもちろん植物・動物性肥料も使用しない自然栽培の大豆は、のど越しのよい味噌になるそうで、今から出来上がりが楽しみです。^^
そんなわけで、まずは大豆を洗って、水に18時間つけた後、
3時間ほど煮込んだ豆を、
ビニールに移してつぶしていき、
更に、塩きり麹を混ぜていきます。
均等に混ざったら、越前焼の味噌かめにうつし、
和紙をかぶせ重石をして、
約10か月の天然熟成を待ちます。
(写真では出来上がりが「2021年12月1日」となってますが、「2020年の12月1日」の間違いですね・・・)
・・・ということで、明後日にはもう「立春」を迎えますので、なんとか大寒のうちに「寒仕込み」できました!
それにしても、このお味噌づくりに取り組むにあたって「いよいよ仕込む季節だ♪」という数週間前のワクワクなかんじから、いつの間にか「やばい。そろそろ仕込まないと、もう寒仕込み間に合わないよー」なんてことに・・・。
そう考えると、季節に合わせ、自然に合わせ、暮らしを通して生き方を見直していますが、スピード社会の中の自分の感覚のままに取り組んでいると、季節に寄り添いながら暮らすというよりは、季節に追われて忙しくなったりして、本末転倒ですね。^^;
それでも、実際にお味噌を仕込んでいるうちに、「今年もこんな風に無事に仕込めてよかったなぁ。ありがたいなぁ。」と、自分の中の平和を取り戻すような感覚が。
そういう意味では、年中行事や室礼などと同じく、このようなお味噌づくりも、季節の巡りの中で存在している、自然の一部である自分を感じられるからか、なんだか安心感をおぼえ、自分を整えてくれる場になっていることを感じます。
「楽しいから笑う。笑うから楽しい。」と同じ感覚で、「整うから行う。行うから整う。」のようにどちらも大事にしたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子