今回は、前回の聴福庵でつくった干し柿に続き、福岡の「場の道場 BA」の軒下で寒風に晒した柚餅子の実食です!
「柚餅子」はクルーの誰もが作ったことなどなく、しかもそのレシピを調べると地方によって様々で、出来上がりが全く想像できない雪国のおやつ(と思っていた)。
実際に作ってみてもやっぱり「こんなんでいいのかね?」の連続で、しかも食べられるよになるのは1~2ケ月後という多少の博打要素も含まれた未開の代物。
ただひたすら腐らないことを祈って待つことひと月半、ついにその時が訪れました!
包みを開いてみるとすっかり味噌色に染まった柚子が・・・。
柚子とお味噌のいい香りがします。
ゆずの皮にお味噌が染みこんで、餡のお味噌からも柚子の香りがしてとても上品な味わいです。
刻んだクルミもアクセントになっていて、ご飯にもお酒にも合いそうです♪
みんなも「美味しい、こうゆう味だったのかぁ・・・・」と考え深げです。
手間暇かけて作って、自然の力が仕上げくれるのをじっと待つ。
面倒ですし、時間もかかるし、腐ってしまったら食べれませんし・・・買った方が早くて簡単ですが、こうして自然と一体となってつくった食べ物には「命」そのものが宿っている気がします。
米も野菜も果物も、自然と一体となってつくる食べ物です。
自然の力を借りなければ食ることはできません。
どんなものでも「命」をいただく感謝の気持ちで食したいものです。
ミッションパート
佐藤真樹