人が成長する時はどんな時でしょうか。
テニスでいえば、100%成功するショットやテニスばかりをしていても、
成長は止まるだけです。
自分が出来ることを知るというのは、出来ないことを知るということですから、
そのプロセスで必ず失敗をします。
ずっと失敗がないということは、
実は自分がどこまでできるかということも知らないということです。
そして、成長とはその出来ないことを自覚し挑戦し、
失敗を積み重ねる過程にあることは事実です。
失敗を積み重ねずにテニスが上達をしたことはありません。
そしてまた、失敗を繰り返す中で失敗の「原因」に気づくプロセスが重要です。
失敗は「原因理解」の唯一の材料です。
「原因理解」をしようという探求心がなければ、
同じ失敗を繰り返すだけです。
自分の持っている知識だけでは、永久に「原因理解」にはたどり着きません。
その「原因理解」のために「勉強」が必要なのだと思います。
仲間から学ぶ、書物から学ぶ、先生から学ぶ、自然から学ぶ、
自分を客観的にビデオで見てみて学ぶ。
色んな学び方がありますが、自分一人で学んでいると、
学んでいるつもりで同じ枠から飛び出せないことがありますが、
好奇心や探求心がある限りは、いつかはその枠も飛び越えることが出来るのだと思います。
しかし、手っ取り早いのが、誰かと一緒に磨くことです。
誰かに見てもらうことです。誰かに聞くことです。
テニスでシングルスを一人で練習するよりも、ダブルスを二人で練習する方が
よっぽど成長は早いものです。
「成長」をテニスの側面から自分の経験を振り返りましたが、
「成長」を仕事の側面から切り取っても同じことなのだと感じます。
「成長」の一番の材料は「好奇心」や「探求心」のように感じます。
自分自身の好奇心や探求心を自分自身が邪魔しないこと。
決して「好きなことだけをやる」ということでもなく、
「今目の前にあることを楽しめる力」に近いように感じます。
そのためには何が大切なのか。
深めていきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海