料理をしていて一番楽しいのは、
その料理のレシピから学べる知恵です。
魚の料理でも、カレーでも、どんな料理でも、
「材料」がそろえば美味しいものが出来るわけではありません。
「材料」をどの手順でどんな知恵を使って料理するのかが重要です。
その「目に見えないもの」をつかみ取らなければ、
美味しい料理にならなかったり、
素材の味を引き出せなかったりします。
見守る保育も、ただゾーンやコーナーを置いたり、異年齢にしたところで、
良い育ちの場にならず、子どもたちの本来の育ちの力を引き出すことはできません。
その、目に見えないものが「レシピ」であり、
「フォーミュラー」と呼ばれるものなのだと学びました。
それは、人もそうなのだと思います。
ただ人が集まればよい仕事になるわけでも、良い場づくりが出来るわけでもありません。
そこにはきっと「レシピ=智慧」のようなものが存在するのだと思います。
ミマモリスト 眞田 海