自宅で仕事をしていると、自然とテーブルの向かい側で子どもも宿題を始めていたりします。
このゴールデンウィークは外出自粛の影響で自宅にいる時間が長いことが予想されたからか、娘の塾では宿題がたーっぷり出されました。
その中でも一番苦手とする作文に毎日頭を抱えていたのですが、どんなことを書いているのだろうと覗いてみると、
「家族に支えられていると感じた経験」というお題に対し、習い事のフィギュアスケートで上手くできない技があった時、父が練習に付き合ってくれてアドバイス通りに試したら上手くいったこと、というような内容を書いていました。
そして「心に残っている言」というお題に対しては、公園の遊具に恐怖心で挑戦できずにいる娘に、私が伝えた何気ない一言について書いていました。
どちらに関しても、親らしいことをしようと意識して行動したり伝えたりしたわけではありませんでしたが、娘の心には残っていたようで、初めてその思いを知ることとなりました。
何気ない日常にこそ味わい深い思い出や、その後の生き方を変える出来事が隠れているのかもしれません。
私たちは子どもが憧れる働き方を目指していますが、何か大きなことを成し遂げる姿を見て憧れることもあれば、何気ない姿や言葉が心に残り、憧れることもあるのだと思います。
憧れとは小さなことの積み重ねかもしれないと、子どもの姿から気付かされます。
何でもない日はないのだと、一日一日、一瞬一瞬を大事に生きていきたいと思います。
美化コーディネーター
眞田 由莉