先日、友人より誕生日プレゼントとして、
「ヨーグルトメーカー」を頂きました!
そんなわけで、早速ヨーグルトづくりです。
・・・といっても、
材料は、牛乳(1000ml)と、
種菌として市販のヨーグルト(100g)のみで、
それらの材料をヨーグルトメーカーに混ぜて入れ、
温度を40℃にセットし、7時間待つと
もうヨーグルトができあがりました!
ちなみに、ヨーグルトについて、
少し調べてみると・・・
乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させてつくる
「発酵食品」ということで、
乳酸菌が、乳に含まれる糖分(乳糖)を分解して、
乳酸という酸をつくり出す「乳酸発酵」という
はたらきをします。
ヨーグルトのもつさわやかな酸味も、
この乳酸の効果によるものだそうです。
また、乳には「カゼイン」というタンパク質が含まれており、
タンパク質は、酸によって凝固する性質があるため、
乳酸によってカゼインが固まり、
ヨーグルトができるというわけです。
ヨーグルトは、簡単にできたかのようでしたが、
実は、菌が沢山のはたらきをしてくれていることが分かります。
そして、こうして実際にヨーグルトができるのを目にすると、
普段、気にしていませんでしたが、
そこに「菌」の存在を確かに感じます。
世界初のヨーグルトはおよそ7000年前とされ、
生乳の入った容器に乳酸菌が偶然入り込んだのがはじまり
とも言われているそうですが、
私たち人間は、大昔から
知らず知らずに、微生物の恩恵にあずかり、
生きてきたということに、改めて気付きます。
目にも見えない微生物たちの偉大な働きと、
それを巧みに活用した昔の人々の発想を、
発酵実践から、体感し学んでいきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子