毎年、我が家のベランダ菜園ではバジルが常連となっていたのですが、一昨年あたりから成長するにつれ葉縮れを起こすようになり、昨年はかなりの量の土を入れ替え、葉縮れの主な原因となる窒素不足を解消しさらにバジルは肥料が大事と聞いたのでそれに合わせた肥料もあげたのですがやはり起きてしまいました。
確かに畑も同じ科の野菜を連続して植え続けると、カビや細菌、ウィルスが原因の土壌病害や土中の虫が原因の土壌虫害、土の栄養が不足する生理障害といった連鎖障害が起こると言います。
これは同じ科の野菜が土から吸収する栄養素や、その野菜に住み着く生き物がほとんど同じになるため土壌のバランスが崩れることが原因なのだそうです。
そのため、春と秋で違う科の野菜を植えるのが良いらしいです。
本来、植物は自生地域の土壌に近い環境を好むようで、そういった環境では驚くほどすくすくと成長すらしいです。
なんだか人間にも通じるところがありますね。
ちなみにバジルはアジアの熱帯地域原産のハーブで、日本の黒土や赤土にたっぷり腐葉土をすきこんだ水持ちの良い肥えた土がお好みのようです。
そこで今年はバジルはひと株だけにして花を植えてみることにしました!
しかも何が咲くか全く分からない「背の低い花ミックス」というものです。
咲き頃もバラバラで秋まで楽しめるようです。
そして種を蒔いて約2か月。もうすぐ最初の花が咲きそうです。
何の種か分からないので自生地域も分かりませんから環境を整えてあげることはできません。
でも窓すら開かない新宿のカグヤオフィスでは、多種多様の植物をプランターに混植しています。
こうするとお互いに成長を促し合い、病気や害虫を防ぐ効果があるらしいのです。
一見すると窮屈にも思えますが植物たちはそんなこと気にもせず、健気にたくさん花を咲かせています。
そんな姿を見ていると、「仲間の存在」という環境の大きさを感じます。
この植物たちのように互いを援助し合い、応援し合える自分でいれるよう、これからも実践を積んでいこうと思います。
ミッションパート
佐藤真樹