先日の続きですが、
その土地に暮らす人々が幸せであるかどうか。満足して暮らしているか。
そのために欠かせないのは、その土地に暮らす人々の主体性と貢献(世の役に立てる環境)だと思います。
本人が自ら参画し、自らが選択し、主体的に生きるということが、誰かの助けになったり、何かの役に立つという実感を持てる環境があるかどうか。
今は、役所や行政が国造りを計画し、行動していますが、実際にはその土地で暮らしていくのはその土地の人々なのですから、役所や行政、国は「どんな国を(地域)を作りたいのか」「それは一体何のためなのか」という大義とその利他性、永続性を立ち上げてビジョンを示すことが重要ですが、ここで国の構造を変えないと何もできないとなっては意味がないので、そこは飛ばして、現状でも出来ることは何かと考えると。
「本人が自ら参画し、自らが選択し、主体的に生きるということが、誰かの助けになったり、何かの役に立つという実感を持てる環境」
を自分たちが出来る範囲から機会を創出し続けることのように思います。
「人口を増やす」「転入者を増やす」という競争・比較の戦略から
「饅頭を増やすよりも餡を増やせ」の今いる人への方向転換をしたら、
次は今いる人との「サービス提供者・サービス利用者」の関係性(やってあげる・やってもらう)(行政・住人)を破棄し、
住人の満足度(本人が自ら参画し、自らが選択し、主体的に生きるということ)を高める
環境や体験の場(誰かの助けになったり、何かの役に立つという実感を持てる環境)を通じて、住民が主体となってその街を作り上げていく。
そんな関わりを構築することが重要なのだと感じます。
それは、会社も、保育も同じこと。
これはすべて、保育の現場から学んだことです。
私たちの社会の縮図は保育園の中にあるのかもしれません。
ミマモリスト 眞田 海