私の母親は、介護施設で働いています。
入居者の方々がコロナに感染する可能性は、母親のようにその施設に働きにくる人々からしか、現状はありません。
電車通勤をしている母親は、入居者の方々のことを考えると自分が今感染するわけにはいかないと、感染リスクを出来る限り減らそうと気を使い続けています。
そんな思いから、私たち家族とも3か月近く会うこともなく、テレビ電話やLINEでのやり取りが続いています。
家族や孫に会えないことが、積もっていくストレスになることはやり取りの中からも想像がつきます。
国民一人ひとりが、こうして意識を持って自立して、国を守っているという事実は、
本当に誇らしいですし、母親を尊敬します。
多くの国々が、国民に強制させ、命令し、罰金を用意する戦略を取る中で、
結果論かもしれませんが、こうして自粛を呼びかけるにとどまり、
法的拘束力を使わず(使えず)国民の意識に投げかけ、国民に協力を呼び掛ける。
それがあるから、国民もまた貢献できる環境があるのだと思います。
これもまた、見守る保育の考え方と共通するのではないでしょうか。
ミマモリスト 眞田 海