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社内木鶏~2020年6月~

今月は到知の6月号の記事の中から、この方の記事を選びました。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(「社内木鶏」については下記をご覧ください)

 

https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei/

 

今回、龍村さんと小林さんの記事を読んで、人生に、仕事に活かして行きたい学びをたくさんいただきました。その中で一番大きな学びとなった言葉は、小林さんのこのお話からでした。「これは僕の指揮者としての信条ですが、オーケストラの1人ひとりをひたすら尊敬するんです。その相手に接する時に、ちょっとした言葉一つによって、軽でわずかに開いた風呂の排水溝から水が全部漏れてしまうように、演奏会のすべてが台無しになってしまうことだってあるんです。そうならないように、超天才の集団としてひとりひとりを認め、羽ばたかせることのできるきらめく時間を作るのが指揮者の役割です」という文章を読んだとき、これは相手が「天才」だから尊敬するという単純なことではなく、自分自身に相手の存在そのものを丸ごと尊敬する眼差しと姿勢がなければ、どんなにすばらしい人材が集まっても、その集団が持つ力を引き出すことは出来ないのだということを教えて頂きました。私は家族一人ひとりを、会社のみんなを、会社のサービスを、地域を、日本をどんな眼差しで見ているのだろうかと思う時、「尊敬のまなざし」で見ていないことが多々あることに気づきます。あったとしても、「いいな、すごいな」と自分の価値観が評価した点ばかりのことが多いことに気づきます。今、私自身が天から与えられているこの現状への感謝の心をまだまだ磨いていける余白があることを教えて頂いているように感じます。このコロナの影響で、自宅勤務が続き、子どもたちと妻と働きながら暮らし、暮らしながら働くという人生で初めての経験をしました。出社することが仕事ではなく、何をすることが働くということなのか。何をすることが世の中を善くしていき、未来の子どもたちへと紡いでいきたい社会なのかということを沢山考える機会を頂きました。これからの新しい時代の新しい働き方とは、そしてそれに伴う新しいサービスとはと考える機会が多い中で、この小林さんのお話にある「自らが相手を尊敬する眼差しと姿勢」ということが必要なのだという教えが大きく胸に響きました。尊敬をするということは、そこには「感動」や「感激」の心が生まれると思います。それでは僕は今、この状況に感動しているだろうか。感動する眼差しが、良い家庭を築き、良い働き方を築き、良いサービスを築き、良い日本を築くのかもしれません。物事の前提である、自分自身の眼差しを折角のこの機会に入れ替えてみるのはどうだい?!と小林さんがおっしゃっているように感じます。感謝を磨くことと同じく、一朝一夕にできることではないと思いますが、尊敬のまなざしを今回の木鶏から学び、磨いていきたいと思います。