昨日はある保育園で保護者向けのオンライン講演会を行うということで、私も参加させて頂きました。
初めての試みということもあり、ネット接続含め色々と難しさもある中、かえってそれもアットホームな雰囲気づくりに一役買っていたりもしていて、終始、楽しく笑いの多い場で、パソコン越しでしたが安心して参加させて頂きました。^^
「子どもの不安・大人の不安を減らして子どもの発達を促そう」のテーマをもとに、小児科専門医の方が講演して下さいましたが、今回のコロナウイルスのように、今後も予測不能なことが起きた時、そこに立ち向かえるようにするにはどうしたらいいのか・・・と考えさせられる内容でした。
子どもと大人の不安は裏表であることから、心の安心を子どもにつくるため、大人が安心な表情、状態で関わることの大切さ、
そして、これまでのあたりまえの価値観が色々と大きく変わっていく中で、子どもたちは何のために学ぶのか、全く収入がなくなった時に生きられるために何をしておくか、今回の国民一人ひとりへの給付金10万円をどう考えどう使うのかなど・・・自分の中でしっかり考えることの大切さ、
また、それを子どもたちにも伝えてみたり、子どもたち自身にも考えてもらう機会とするには、今回はとても大事なチャンスだというお話もありました。
そんな講演内容の面白さ、学び深さもさることながら、「すごいな」「素敵だな」と思ったのが、講演会が始まる際、まずは参加している保護者さん向けにアンケートを行い、それをチャットで答えてもらったり、
講演中に投げかけられた保護者さんからのチャット内容に講師の方が答えたり、
更には、チャットにそれぞれの保護者さんが書き込んだ、自粛期間中に子どもたちに手伝ってもらったことや取り組んでみたことに対して、「自粛期間中を無駄に過ごしてしまった」などとオープンに書き込む方もいれば、「今日から一緒にご飯つくってみようと思います」などと、他のご家庭の真似をしてみようとする方もいたりと、保護者さん同士が共感し合ったり、刺激し合ったり、学び合ったりする場が生まれていたことに感動しました!
保育に関しても「やってあげる」ではなく「見守る」を大事になさっている保育園ですが、このような環境設定、場づくりをどれだけ用意できるか、どこまで工夫していけるかが、見守る上で大事なポイントなのかもしれないと、楽しい講演会から学ばせて頂きました。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子