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時代が変わる

娘の通う塾の塾長と小池知事との対談では、これからの「教育」についての話がありました。

一つは「オンライン化」について。もう一つは「特色豊かな都立大学・高校・中学へ」という事でした。

一つ目のオンライン化。日本は国土が広くなく、新幹線や飛行機を始め様々な交通網が張り巡らされているため、「直接会って行う」という文化が色濃く定着していると言います。
諸外国ではそもそもそれが難しいので、オンラインが日本よりもずっと前に定着しています。そういう意味で、教育分野でも「オンライン化」は世界からは何周も遅れていると小池さんは言います。

オンライン化のメリットは「何度も見直せるところ」「子どもたちのそれぞれの境遇・状況にも配慮できるところ」という、教育をみんなに広げられるところ。また、最近ではzoomなどでの双方向でのやり取りもノウハウが蓄積されて、必要な分野が特定されてきています。

そのオンラインのメリットと、オフラインでのメリット、両方を活用することで、今までオフラインでしかなかった教育に厚みが出ると言います。

そしてこれらの流れは、これからのコロナの第二派に備えることも踏まえて、東京都の小学校・中学校・高校では既に準備が進められていると言います。

コロナだから行うのではなく、コロナを切っ掛けに、周回遅れを取り戻す機会として、旧態依然の教育を今の子どもたちに最適化していくことを考えているようです。

また、2つ目は「公立」という考え方を改め、「特色豊かな学校へ」と切り替えていくことも急務と言います。

例として挙げられていた秋田県の国際教養大学。ここが一時、東大に並ぶ偏差値と言われていました。その理由はシンプルで「全寮制」「授業は英語」「一年間の海外留学」という価値の明確化と言います。

同じようにするというわけではなく、「都立」の学校の一つ一つに、それぞれの「特徴」を持たせ、価値を明確化し、より魅力的な選択肢としていき、国際社会からも評価されるような学校づくりをしていくことを急務とすると言います。

これらの話を聴いて感じるのは、このコロナ禍を切っ掛けに何十年と掛かる時代の変化が、一気に来ているという事です。

環境が大きく変わるとき、教育も働き方も、暮らし方も、
大きく変わっていく。

この大きな節目に関われる喜びを改めて感じています。

ミマモリスト 眞田 海