弊社で大事にしている実践のひとつに、
毎朝の「一円対話」があります。
傾聴、共感、受容、感謝を大切にして、
皆で丸くなって対話をしていくもので、
その進行役として、
ファシリテーター(FT)が存在しますが、
このFTは、ただ進行するというわけではなく、
皆の話しをしっかり聴いて、
どんなことも「福」にしていくことを大事にしています。
また、FTの心構えのひとつに、
「自ら信頼してみんなのオープンを引き出す」 があり、
これは周囲を信頼し、
「きっとよいことになる」と信じ続け、
FT自らがオープンな姿勢でいることで、
周囲のオープンを引き出し、
皆の衆知が集まるというものです。
ただ、ちょっとした言葉の違いですが、
「きっとよいことになる」よりも
「きっとよいことになっている」の方が、
最近では、自分自身もしっくりくるし、
自然なことのように感じています。
「きっとよいことになる」では、
前提に「今はよくない」という考えも出てくるのですが、
「きっとよいことになっている」だと、
既に「今もよい」と受け入れている感覚があるからです。
自分が不安になりそうな時、
誰かが不安になっている時ほど、
「きっとよいことになっている」と、
過去も今も未来も、丸ごと信じる気持ちを大事にして、
前に進んでいけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子