今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2012/12/10

「割れた茶碗に何想う」

こんにちは、奥山です。

先日、お茶碗を落とし割ってしまいました。

落としたのは自分の不注意で、
そのまま捨てるのは忍びないと思い、活用法を調べていたところ、
江戸後期、焼継師という職人が現れ、
割れた茶碗を修理して使っていたようです。

今では100円ショップに並ぶものや割れないものなど、
用途によって使い分けることができます。

割れた茶碗は値段のことを言えば
決して高価なものではありません。

ただ、物を大事にすること、
あるものを活かすことは労をねぎらう「はたらき」。
捏ねたり、伸ばしたり、丸めたり、
子どもたちの豊かな創造力に気付くことも「はたらき」。

子どもたちの前で働くことだけが「はたらき」ではなく、
見えないことに気が付くこともまた、
仕事をさせて頂く中で「はたらき」なのだと感じています。

割れた茶碗をきっかけにして、
もともと茶碗は、粘土からつくられている。
子どもたちも粘土遊びをしている。

「もともと」を考えていたら、
日本の配色、模様、紙、デザインなど
今、様々な方面に興味が向きはじめました。

捏ねたり、伸ばしたり、丸めたり、
粘土遊びをするように、
関心の高い分野から子どもたちに活きる
カタチづくりをしていきたいと思います。

 

オルタナティブコンサルタント
奥山 卓矢