先月代々木の家を引っ越したため、その後の出張から実家に戻った後は、年末から2週間ほど父と実家でふたり暮らしを続けています。
思えばこんなことは初めてのことですが、改めて父と一緒に暮らしてみて思うこと、驚いたことは、父の生活力の高さ、そして楽しむ力です。
例えば、これまでも畑を楽しんでいたのは知っていましたが、母がいた時はそれを母が料理しておいしくいただいていたのが、母がいなくなってからは、自分でそれをやらなくてはいけないこともあり、そんな風に畑で収穫できた野菜を、今度はどうやっておいしく食べられるかなと、母の料理を思い出したり、レシピをネットで調べたりしながらつくっていたりして、私の知らないうちにすっかり料理上手な感じになっていました。^^
先日も、畑で育った野菜でつくった料理がおいしくできて「あー今日もおいしかった。あー幸せ。」などと言っていて、思えば毎日、おいしいご飯とお酒を飲んで、「あー幸せ」と言って1日をしめくくる父を見ていると、なんだかうらやましいくらい。
幸せとは幸せに気付く力が高いことなのかもなぁと、父のそんな幸せそうな姿が、幸せの本質を教えてくれるようでもあります。
つい「畑は大変では?ごはんをつくるのは面倒では?」など思いがちですが、こんな風に幸せに気付ける人は、同じことでも面倒と思わず大変だとも思わずそれを心から楽しんで幸せそうですから、
私も心の余裕を大切に、大変でも面倒でもそれを楽しめるくらいにいろんなことを味わって、身の回りの沢山の幸せにちゃんと気付けたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子