週末、室礼教室で学んだように、
社内でも「ひな祭りの室礼」を行いました。
ひな祭りは、人形(ひとがた)に身体の穢れを移し、
海や川に流す「流し雛」が原形。
身代わりの人形のことを形代(かたしろ)と呼び、
そもそも形代は木や草、紙で作られたものだったそうで・・・
今回は、奉書で折った紙雛を入れた額や、ひなあられを、
赤いひし形の奉書の上に盛りました。
また、炒ったお米やひなあられを川に見立て、
黒い長板の右側を「東」とし、
「東→南→西→北・・・」と、循環の意を込め、
川が流れているよう、それらを囲み・・・
そこに「飾り蛤」も、盛りました。
蛤には、同じ一対の貝殻同士でなければ合わないということから、
女性の貞操の象徴ともされています。
紙雛や飾り蛤づくりなど、ただの工作にならないよう、
行事のそもそもの意味を味わいながら、
心をこめる大切さを感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子