今週は、藁ぶき古民家の屋根修繕を行うこともあり福岡に来てますが、実家を出発する時には、父がマンションの上から見送りを。
うちは母が過干渉気味だったのか心配性だったのか、子どもの頃からよくマンションの上から私が見えなくなるまで見送っていましたが、父がそんなことをすることはありませんでした。
それが、母がいなくなってからは「お母さんがやってたから代わりにやらないとね。」等と言いながら、今回のようにしばらく離れる時は、私や兄家族を見送る時など、マンションの上から見送るようになったのです。
玄関先ならまだしもマンションの上から母に見送られていたのは、思春期の頃は「ちょっとやめてほしいな。」と正直思ってましたが、
大人になってからは「親にとってはいつまでたっても子どもなのか」と思うものもあり、かえってありがたいことだと思っています。
また、そうやって、私が生まれてからずっと母と父がバランスを取りながら親としての役割みたいなものを十分すぎるほど果たしてくれているのかと思うと、尊敬と感謝しかありません。
親孝行は勿論、未来へよりよい社会を築いていくための働きを通して、恩送りが出来ればと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子