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比較せず最善を

先日、藁葺き古民家で行われた屋根修繕は、「理念研修」でもあったので、当初東京から社員総出で参加する予定でした。

 

ところが、緊急事態宣言の発令もあって、「会社としてどうするのか」「いやいや、その前に自分たちはどう思っているのか」「皆違っていいし、正解などないんだから、お互いの声を聴き合ってみよう」と、話し合いの時間を設け、

 

それぞれにどうしたいか、どうすべきか、判断するにあたり何に困っているのか、行く行かないではなく自分の立場から何ができるかなど、様々な考えや意見が出ました。

 

中には、自分では想像もつかないような意見も出てきて、「人ってこんなにも違うんだ」という驚きと共に現実を認識する機会にもなりました。

 

そう考えると、このような理念研修もそうですし、今回の飯塚への移住話や、会社の仕事ひとつとっても、ついつい「東京か福岡か」「既存事業か新規事業か」「営業か内勤か」「経営者か社員か」などと分かれては比較し「どっちがいい、どっちが正しい」などの見方がうまれていることもありますが、本来は一緒に目指しているもののために「どちらがいいではなく、自分の立場、立ち位置、居場所から最善を尽くす。」ということが大事であり、それがそれぞれ自分にしかできないことなのだと感じました。

 

そして、そんな多様性を活かし合うからこそ、会社も社会全体も豊かになっていくのだと感じます。

 

そのためにも「全体の中の個」である自覚を持ち、一緒に目指す目的や方向、理想像、皆と一緒に大事にしたい価値観や理念など、常に確認し合い共通理解をはかるための対話を大事にできたらと感じています。

 

◆【理念研修】藁葺き屋根の葺き替えレポート
http://www.caguya.co.jp/news/33385.html

 

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子