昨日は、福岡市に住んでいる方が、藁葺古民家の様子を見に来てくれました。
その方は、昨年の10月に初めて聴福庵に来られ、仕事のことなどちょうど悩んでいるタイミングだったそうですが、聴福庵でかまどで焚いたご飯など、シンプルでおいしい料理を囲みながら、色々とお話できたことで、何か憑物が取れる感覚があり、その後せめて家にいる時だけは自分の好きな丁寧な暮らしをやってみることにしたそうです。
自宅では、ベランダ菜園を始めたり、そこで採れた野菜でバランスのよいおいしそうなお料理をつくり、生ごみはコンポストで循環させたりと、どんどんと食生活、暮らしが変わり磨かれている様子が伝わってきて、本当にすごいことだと感じますし、見習いたいものですし、今自分たちがとり組んでいることに、背中を押してもらっている感覚も頂いています。
座学で知識として身につけるというよりも、一緒に暮らしに触れ体験していくことで学び合えるというのは、とても自然で実践的な学び方だと感じるからこそ、改めて、そんな暮らしが体験できる場、学びの場を大事にできたらと感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子