明日は七夕ですね。
先日もこちらのブログで発信させて頂きましたが、聴福庵では七夕の笹飾りを用意して、
◆七夕の室礼 ~2021年~
https://www.caguya.co.jp/kurashi/36489.html
来庵された方々に短冊へ願いを書いて頂きました。
また、先日の「和樂(わら)」のお披露目会でもテラスに竹を用意して、来られた方に短冊に願いを書いていただきました。
ちなみに七夕の歌にも「五色の短冊~♪」とあるとおり、七夕に願い事を書く短冊には、もともとは5つの色が使われていました。この5つの色とは、青、赤、黄、白、黒のことで、中国の陰陽五行説に由来しています。
陰陽五行説とは、自然界のすべてのものを木、火、土、金、水の5つにあてはめて説明することができるという考え方。そして、陰陽五行説によればこの5つの色にも意味があり、青(緑)は木、赤は火、黄は土、白は金、黒(紫)は水を表しているといいます。日本では、好まれない黒の代わりに高貴な色とされる紫へ。また、昔は緑を「あお」と呼んでいたことから緑へ変化したとされています。また、この陰陽五行説は、五色の他にも、五つの徳を指す「五徳【仁・礼・信・義・智】」もあてはめられています。
【五色の短冊の意味】
青(緑):仁(おもいやりの心、人間力を高める、徳を積む)
赤:礼(父母や先祖に感謝する気持ち)
黄:信(人を信じ大切に思う気持ち)
白:義(義務や決まりを守る気持ち)
黒(紫):智(知性や学業の向上を願う気持ち)
願い事に合った色に願い事を書くことで、願いが叶いやすくなるとも言われているようですので、せっかくですから、そんなところを意識してみるのもいいですね。^^
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子