こんにちは、奥山です。
先日、ポケットからiPhoneを取り出そうとしたら、
手から滑り落ち、そのまま地面へ真っ逆さま…
「あっ!!」と思い拾い上げてみると、
液晶ディスプレイが見事に割れ、
動かなくなってしまいました。
正直、ショックも大きかったのですが、
ふと、ある仕事のことが浮かびました。
それは、金継ぎ屋さんです。
金継ぎとは、割れたり、かけたり、ヒビの入ってしまった陶磁器を
漆で接着し接着部分を金で装飾して仕上げる日本古来の修復技術です。
以前、お茶碗を割ってしまった際にこのまま捨てては
もったいないと調べていた時に発見した仕事です。
室町時代からある仕事のようで、
現代にも引き継がれている技術ですが、
同じように今も形を変え割れた物を修復する
仕事があることに面白さを感じます。
不注意から落として割ってしまいましたが、
修復して使う、その心が今も息づいていることを感じました。
昔あった仕事が今どんな風に形を変えているか、
落として割ったことで新たな発見を得ました。
とはいえ、当たり前のことですが、
物を大事にするその心を大事にしていきたいと思います。
ビジョンリスナー
奥山卓矢