自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/04/29

「昭和の日」に思うこと

本日は「昭和の日」。

街では、国民の祝日ということで、
国旗も目にしますが・・・・

国旗

その趣旨は
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、
国の将来に思いをいたす」というもの。

ちょうど昨日、訪問した保育園のカレンダーを
偶然目にしたのですが、
今年は昭和で換算すると、もう「昭和90年」になるそうです!

そんなわけで、特に昭和を知らない若い世代にとっては、
「昭和の日」といわれてもピンとこないかもしれませんが・・・

もともと昭和天皇の誕生日であった「みどりの日」から
「昭和の日」と改名されたこの日。

祝日に「昭和の日」という名前を付けたことに対して、

太平洋戦争や第二次世界大戦を連想させてしまう「昭和」を
とても祝う気持ちになれない・・・という意見や、

人間一人ひとりの幸せよりも、再び国家主義の風潮を強めて、
戦争へと繋がる危険性を持つので反対!という意見もあるようで、

自分が思う以上に、背景には怒りや悲しみ含め、
色々な感情や考えがありますが・・・

それでも「昭和の日」という名前にすることで、
今の平和な世の中は、先人たちの苦難と犠牲の上で成り立っていて、

かつての苦い経験は、二度と繰り返してはならないということを
再認識できる貴重な機会にもなっていると思います。
(実際私は、そんな機会になりました。)

そして、人は皆、幸せになりたいはずだからこそ、
「一人ひとりの幸せか?国家主義か?」などと、
極端に「あっちか?こっちか?」とせず、

他の存在も自分の存在も、尊敬し受け容れていくのが、
平和への第一歩だと感じます。

それは会社で考えれば、
「社員一人ひとりの幸せか」「会社の幸せか」
ということになるのでしょうが、

そもそも、社員が集まって組織が構成されているのですから、

社員と会社は、相互に排他的なものでも、敵対するものでもなく、
繋がっていることが自然だと思うからです。

そんな繋がりから、自分が属する家、組織、国、地球を・・・
愛していけたらと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子