皆様、新年あけましておめでとうございます。
カグヤの松野です。
旧年は大変ありがとうございました。
昨年末、“発酵食品”で有名な小泉武夫さんの講演を
お聞きする機会がありました。
そこで、見せていただいたのが
40年ものの鯛のなれ寿司。
中国のチュワン族では、長男が誕生すると
近所の人がお祝いに鯉を贈るそうです。
その数が40?50匹になるので、一度には食べきれない。
そこで、鯉のお腹にご飯と塩を入れ、
寝かせ発酵させながら、お祝い毎がある度に
食べているそうです。
40歳になった方のなれ寿司は、…熟成期間40年。
腐るのではなく、様々な菌が互いに共生することで発酵し、
旨味が増し、日々深化してゆく。
その味は二つとしてできない、唯一無二の味になっていきます。
私自身も、これまでの年月に旨味を増え
子どもたちの姿に寄り添い、熟成してゆける1年に
したいと思っています。
新しい1年もまた
どうぞよろしくお願いいたします。
発酵コーディネーター
松野 寛子