先日、ブログでもご紹介した和楽の庭になっている謎の実。
◆アケビ?!
https://www.caguya.co.jp/kurashi/39165.html
ネットで調べたり、ブログを読んでくださっている方から情報もいただいたりして、どうやらアケビではなく「郁子(ムベ)」という実であることが分かりました。
初めて聞くその名前でしたが、調べてみると・・・
古くから長寿の象徴とされ、縁起の良い果樹として親しまれてきたそうで、その実は栄養価が高く「伝説の果実」とし皇室に献上されたこともあるとか。
また、ムベの葉の形は「掌状複葉(小さな葉が集まり長い柄のようになった状態)」といい、この葉の数がムベの木の成長とともに3→5→7枚と増えてゆくことから七五三の木、そしてそこから無病息災の木として尊ばれ、縁起の良い木といわれるようになったそうです。
そしてその名の由来は、昔、ムベの実には健康長寿の言い伝えがあり、それこそ献上された天智天皇がこの果実を食した際に「むべなるかな(いかにもその通りだ)」と言ったことから「ムベ」の名がついたとも言われているようです。
何はともあれ、食べられる実だと分かったので、高枝切りはさみでその実を採ってみることに。
そして、繋がっていた2つの実を分けたら輪切りに。なんだか南国のフルーツのような見た目です。
こちらの種周りのゼリー状のわずかな部分が食べられるところのようです。(食べられることが分からなかったら、食べようとは思わない見た目・・・^^;)
ドキドキしながら口の中へ。そのお味は・・・
甘い!
野性っぽい味なのかと思いきや、酸っぱさも苦みもなく、完熟したやわらかめの柿のような甘さで、予想を超えるおいしさでした。
ただ、中の種ごとゼリー状の果肉を口に入れて種だけスイカのように吐き出して食べる・・・というワイルドな?食べ方なのでデートには不向きですが・・・笑 皆さまも機会があったらこの「伝説の果実」をゼヒ体験してみて下さい!
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子