ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/06/03

「まるごと真似る」

大阪の幼稚園さんにお邪魔させて頂いた際に
先生から、真似ることについて教えて頂きました。

何かを始める時には、
我流や自分の分かるところからちょこっとずつ始めるのではなく、
師となる人やものを見つけて、丸ごと真似てみるという事が
大事であることに改めて気づいたとのことでした。

しかし、丸ごと真似ようとすると、
本当に丸ごとまねていいんだろうか、という不安や、
自分自身のプライドが邪魔をして、
「自分なりに真似よう」と「今の価値観で出来るところだけ」を
真似てしまうことがあったそうです。

しかしそれでは、本当に大切な事やそれをやっている意図には
近づけないと言います。結局は遠回りをしてしまうとのことでした。

まるごと真似てみるからこそ、
「あぁ、これにはこんな意味があったのか!」
「もしかすると、これとこれも関連しているのかもしれない」
「きっと何か意味があるのだろう」
と、自分の価値観以上の事を学べるので、
自分流で真似るのとでは、身になるものの量が全然違うと教えて頂きました。

教えて頂いたことを自分事として振り返ってみると、
確かに、仕事の仕方、生き方に始まり、
学生時代のテニスやバンドと、必ず師や憧れの人がいて、
その人の事を真似る中で教えて頂いてきたことばかりであることに気づきます。

同時に、丸ごと信じて取り組んだ時と、
そうではない時とはどんなことであっただろうと思い返すと、
「生き方」そのものを真似るのか、「やり方」を真似るのかの違いを感じました。

真似ることの奥深さを教えて頂いたからこそ、
自分自身もこだわりを捨て、素直に丸ごと真似ていける人間になりたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海