東日本大震災から11年。
弊社では毎年3月11日のこの日を「大切なことを忘れないDAY」として、起きたことを決して無駄にしないためにも、自分たちが次世代の子どもたちのためにどうあるべきかを確認し合う場を設けています。
最初に昨年見直した「新防災鉄則の5箇条」を確認し合い、
◆新防災鉄則の5箇条
第1条 危機こそ変化するチャンス、挑戦し行動を恐れるな。
第2条 人間を信頼して心を開いて謙虚と感謝を忘れない。
第3条 守られるより守る存在になろうと努力する。
第4条 みんなと助け合いつながる結の一員となれ。
第5条 心を落ち着け冷静に俯瞰して巧遅拙速を心がけよ。
その後は、社長が聴福人となり「震災から11年で変わったこと、実践したこと」「子どもたちに伝えていきたいこと」などをテーマに一円対話をし、最後に黙祷を行いました。
思えばあの大震災を機に「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」と、自分たちなりに復興を始めたわけですが、
みんなと一緒に振り返る中で、11年前に色々な葛藤がありながらも、生かされている自分に何ができるのかと考え、限りある自分の命を懸命に生き切ろうと思ったこと、
その生き方として、自分さえよければ、人間さえよければと傲慢にならずに謙虚であれるよう、自然や自然体である子どもから学ぶこと、また、自然から学んできた先人の智慧から学び、子どもたちへと繋いでいくことを決め、
自分自身も、より子ども心を守り自然体であれるように、生き方と働き方のギャップや、暮らしと仕事の線引きによる違和感が少しでもなくなるよう環境づくり含め、仕事に取り組んできたことを改めて思い出しました。
これも、子ども主体の保育に熱心に取り組むお客様と共に、「子ども第一義」の理念のもと、子どもが憧れる会社や働き方を仲間と一緒に追求していける環境があったからこそだと、改めてありがたい思いがあります。
他人や未来、自然との調和は、自分自身の初心でもありますが、
改めて、おもいやりや繋がりを大事に調和を尊ぶ心を子どもたちにも伝えていきたいからこそ、自分自身も整えつつ、子どもたちがそうして健やかで豊かな心身を育めるような土壌、風土づくりにも繋がる「暮らしフルネス」への挑戦を続けていきたいと思いました。
今年はコロナだけでなく、ロシアによるウクライナ侵攻などもあって、穏やかでいられない日々が続いていますが、だからこそ、全てのことが子どもたち、未来へと繋がっていることを忘れずに、今生きる生命だけでなくこれから生まれ出る生命が、その生を豊かに全うできる社会のあり方を追求しながら、今を大事に実践し生きていきたいと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子