昨日のブログに続き、守静坊での作業についてです。
◆枝垂れ桜
https://www.caguya.co.jp/kokoro/41529.html
今回の主な作業は、茅葺屋根を葺くための新しい茅を宿坊下から上の庭までみんなでバケツリレーで運んでいくというもの。
そのために、まずは鳥居前にある新しい茅、竹と道具を宿坊下まで軽トラで運び、反対に、前回の作業でまとめた宿坊下にあるゴミや瓦礫を宿坊から鳥居前に運ぶという作業と、これまでの屋根だった古い茅のうち今回の葺き替えで活用できない茅を桜の木の下に敷いていく作業が発生しました。
まずは、新たな茅置き場となる庭スペースを空けるために、予めそこに集められた古い茅を桜の木の下まで運んでいきますが、けっこうな茅の量!
その場の立地や人の流れ、道具などを確認しながら、みんなでバケツリレー式に運んだり、
シートを活用して大量の茅をまとめて上から桜近くの広場に落としたり。
また、宿坊周りにも細かな茅が落ちていたりするのでそちらもきれいにしたり、
池の上に落ちていたドロドロの茅もせっせと取って・・・
桜の木の下に。
ゴミや瓦礫は、収集会社が有料で引き取ってくれるということですが、
それとは違って、茅はこうして屋根として使えなくなったとしても、桜の木の下に敷いて土に還り桜の栄養にもなって・・・循環していく自然素材は本当にすごいことですね。
こうした捨てる時のことも含め、先のこと、次世代のことを考え、長い目線をもって自分の行動を判断していくことを大事にしたいものです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子