今日のカグヤクルー日記

クルーそれぞれの理念の実践や気付きを交代で掲載しています。

2015/07/02

「聴福人へ」

こんにちは。宮前です。

最近「リーダー」について、
考えることがあります。

リーダーというと、
どこか「引っ張っていく」イメージがあり、

弊社でもかつては、
そんな社長の強いリーダーシップのもと、

トップダウンのように
会社が成り立っていた時代がありました。

しかし、会社の理念も明確になって、
次第にフラット型の組織に変わり、

社長は、方向性は示しつつも、
大きなところで、
私たちクルーのやりたいことができるように
フォローしたり、環境をつくったり・・・と、

引っぱり上げるのではなく、
クルーを尊重し、聴いて引き出し、励まして、
信じて待ってくれるようになりました。

その姿勢は、

よく、会議の進行役として「ファシリテーター」という、
参加者の声をよく傾聴・共感・受容し、状況を見ながら、
中立な立場を守って、プログラムを進行する役割がありますが、

そんな一般的にあるファシリテーターの姿勢に、

「感謝」や「信じる」、「応援する」
「福にする、福になっている」
というあり方が加わったイメージです。

最近では、私たちはそのような人を、
「聴福人(ききふくじん)」と呼んでいますが、

今では、社長だけでなく、
私たちクルー一人ひとりも、
そんな「聴福人」を目指し、

皆が仲間の声を聴き合い、信じて励まし合うことで、
働きやすさも関係性も
変わってきているのを感じます。

リーダーやファシリテーター、聴福人など
どれがいいか悪いかではなく、

大事なことは、
時代や環境に合わせていくことだと思うと・・・

昔に比べて弱まった社会全体の絆を取り戻したり、
もっと一人ひとりが尊重される組織や社会を願うからこそ、

いいか悪いかの二極の判断ではなく
どんなことも丸ごといいと「福」として捉える
「聴福人」であることを、

日々の様々な場面で、大切にしていきたいです。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子