昨日のブログとおり、
七夕の室礼では、夏野菜を盛りましたが、
今回の盛り物の中には、
全部きれいなものばかりではなく、
あえて、疲れたものを・・・ということで、
少しヨボヨボ気味のグレープフルーツを。
家庭をみても、
子どもがいて、親がいて、祖父母がいて・・・
社会をみても、様々な世代の人がいて・・・
そうして成り立っていることこそ、自然なこと。
ですから、盛り物も、
そんな様々な世代を表現しています。
そして、年配に見立てたグレープフルーツは、
「若い者の後ろにまわる」ということで、
控えめに後ろの方に盛りました。
「きれいなのがいい」「若いのがいい」「新鮮なのがいい」と
思いがちでしたが、
どんな存在も、それぞれに価値があり、
助け合って生きているのだから、
偏ったものの見方ではなく、
「どれも欠けられない大事な存在」として、
受け容れていきたいです。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子