自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/07/15

大豆の種まき2 ~2015年~

昨日に引き続き、
大豆の種まきについてです。

小麦収穫後のスぺ―スには、
既に、沢山の草が生えているので、

大豆蒔き1_150712

まず、そちらの草をとります。

「不耕起」ということで、
昨年は、はさみで草をカットしてましたが、

今回は、くわで表面の土を削り、
根は残しつつ、草を刈りました。

大豆蒔き2_150712

そして、刈った草は、
その場所で循環できるように、また土の上に戻し・・・

大豆蒔き3_150712

適度な間隔で種蒔きできるように、
目安の棒を立てて、
種を一粒ずつ蒔きました。

大豆蒔き4_150712

そんな一連の作業をしている中で、
父親が、大豆スペースの奥にある
草をセッセと刈っており・・・

「そこには大豆を蒔かないのに、なんで草を刈っているの?」
と聞いてみると、

「風がとおるように」と言いました。

なるほど。

大豆のスペースの奥には、
草がうっそうとしていたのですが、

大豆蒔き6_150712

確かに、そこに隙間を持つことで、
風のとおりが良くなり、
大豆にとってもいい環境になります。

自分は、大豆が育つスペースだけを見て、
環境を整えているつもりになっていましたが、

そのスペースをとりまいている環境を見ることも
大切なこと。

仕事においても共通しますが、
もっと広い視野で、
環境を考えていきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子