今日から6月。そして本日6月1日は「衣替えの日」でもありますね。
調べてみると、実は江戸時代頃には日本人は年に4回も衣替えをしていたそうです!
今のように冷暖房設備がなく、自然の気温に左右されやすいからこそこまめに服装を変えていたようで・・・
旧暦の4月1日~5月4日までは「袷(あわせ)」という、裏地付きの温かい服を着用し、5月5日~8月31日までは裏地なしの「帷子(かたびら)」、9月1日~9月8日までは少し肌寒くなるので再び「袷」を着用。そして冬本番の9月9日~3月末まで「綿入(わたいれ)」という服の中に綿が入った温かい服を着ていたとか。
日本には四季がありますから、自然に合わせて自分たちの暮らしを工夫していたことが分かりますね。
また日本人は、古来より服装というのは自分のためだけのものではないと考え、着ている服が周りの人に与える影響も考えながら暮らし、特に季節感を大事にしていたといいますから、そんな素敵な感性にも感動です。^^
私も先週末は、ハンガーを購入し洋服の断捨離含め整理をしたりしましたが、
こうした季節の巡りと共に繰り返される「衣替え」を、衣服の季節感を養ったり、衣服の手入れや管理、整理整頓の仕方を身につける機会と捉えて取り組めたらと感じました。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子