自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/07/31

密植から

本日、2か月ぶりに訪問した保育園で、
園庭で育てている稲を見せて頂いたのですが、

パッと見て気になったのが、その密植具合。

園庭稲2_150730

園庭稲1_150730

「先生、これはかなり密植ですね?!」
とお伝えすると、

「そうなんですか?
頂いた苗、全部植えないともったいないと思って・・・」と
仰られました。

私も、昨年初めてベランダでお米を育てる際に、
同じように密植したことを思い出し、共感したのですが、

本来は、もっと少しの苗で、適した間隔で植える方が、
お米がしっかり分げつし、立派に実り、
結果、収量も多い・・・ということを、
昨年のお米作りを通して感じました。

どうしても
「沢山植えることで、沢山お米ができる」という感覚に
陥りがちですが、

実は、一つひとつの育ちを保障することの方が、
自然に沿った感覚なのかもしれません。

自分自身、沢山の刷り込みがありますが、
実際の自然を観察して、
自然の感覚を学んでいきたいと思います。

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子