先日の江戸時代の「煎り酒」に続き
室町時代の「垂れ味噌」を作ってみました。
そばつゆのことを「タレ」と今でも言いますが、
この語源は「垂れ味噌」から来ているそうです。
室町時代の「タレ」といえばこれ。
そして、そばつゆにするには、「垂れ味噌」に
花鰹と酒を入れて煮詰めるそうです。
早速、去年仕込んで出来上がった自家製味噌を使って、
室町時代の味をと遡ってみることにしました。
「作り方に関しては、江戸初期に書かれた料理本「料理物語」中に記述があります。
「みそ一升に水三升五合入せんじ三升ほどになりたる時ふくろに入たれ申候也」
とありましたので、その通りにやってみました。
味噌の香ばしい香りと
それを布で包んで吊るしてみると、
一滴一滴、垂れ味噌が出来上がってきます。
この一滴一滴が美しく、
ついつい眺めてしまいます。
この垂れ味噌を使って、
週末にそばタレを作ってみたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海