昨日に続き、ある園でのおむすびづくりについてです。
◆おむすび
https://www.caguya.co.jp/kurashi/44810.html
体験後の感想では、園長先生から「ご飯をよそってもらった時に小さい頃のことを思い出しました。お母さんからできたてのご飯を手にのせてもらっておむすびをつくって食べた記憶を思い出し、とても心があったかくなって嬉しくなりました。」というお声がありました。
それを聴きながら、子どもたちは今まさに、そんな懐かしの思い出、故郷の記憶をつくっている最中なのだと不思議な気持ちになりました。
子どもの頃の体験が一生の思い出になったり、そんな子ども時代の自分や思い出が大きくなってからの自分を支えてくれたりすることもある中で、それこそ、子どもたちが大人になって今日見た風景をふと思い起こすかもしれず・・・その時、幸せな気持ちになってまた未来への希望に変えて前に進んでいってもらえたら、何よりだなぁと感じるものがありました。
そして、先生たちからの情報によると、翌朝には、早速自宅でお母さんにおむすびをつくってあげたお子さんもいたそうで、子どもに響いていることも、園での体験が家庭に広がっていくということにも感動。
「子どもたちのふるさとになる保育園を目指しています。」という理念を掲げている園でのおむすびづくりでしたが、まさに子どもたちにたくさんの体験の機会や、豊かな思い出づくりの場を与えられる保育という仕事は、希望ある尊い仕事だと改めて感じています。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子