自然から学ぶ

私たちの復興「自分たちに出来る事をする」

カグヤでは2011年の東日本震災から、自分たちなりに復興を始めました。それは、「自然から学び、自然に沿った本来的な生き方を実践する」こと。これまでの人間都合の生き方を改め、自然のつながりの中で生きる取り組みをご紹介いたします。

2015/08/10

叔父のお通夜

週末に叔父がガンで亡くなり、
昨日、お通夜に参列しました。

叔父は、2006年から台湾に住み、

獣医師のキャリアを生かし、ボランティアで、
乳牛の診察や治療にあたったり、

大学で講義をして、学生指導や勉強会を行い、
台湾酪農(牛)獣医師の
レベル向上に尽力してきたそうで、

参列者には、台湾の方もいらっしゃいました。

そんな中で、
お坊さんの説法が印象的でした。

「今日のような通夜や葬式、法事は、
亡くなった人のために
私たちがしてあげるものですか?

そうではありません。

亡くなった方が
生きる上で何が一番大事なことかを
私たちに教えて下さっているのです。

決して、してあげるものではありません。」

というお話でした。

確かに「してあげる」という気持ちには、
どこか傲慢さを感じ、
なんだか不自然に感じます。

ついつい、自分が色々しているような気になりますが、
本来は、頂いているものばかり。

すぐ勘違いしてしまいますが、

自分の命も、決して自分のものではなく
授かり物だということを忘れず、

叔父のように、立派に生き切れたらと思います。

叔父のお通夜

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子