飯塚の「暮らしフルネス農園」でつくっている高菜を使った料理や調味料など色々と考えている中、先日地元の料理人の方が高菜パウダーを作って下さり試食をする機会がありました。
カレーやサラダ、チョコなど、意外にも色々と合うことが分かったものの、
「もっと高菜の風味が出るには?」と話し合いを進めていると、
そちらの料理人の方から「以前ジビエ料理でも、最初はくさみを消そうというかんじでカレーにするなどしていたけど、そうではなくせっかくこんなにおいしいダシが出るなら、これを活かした料理を作ろうと思い、鍋にしてみたり、その後のうまみがたっぷり出たスープでパスタにしてみたりしたところ、とてもおいしい料理ができた経験があったので、高菜もそんな考え方でなんとかできると思うんだよね。」という声がありました。
◆ジビエ料理
https://www.caguya.co.jp/hoiku/40384.html
そこで、今は「高菜漬け」から色々と加工したり、おいしいものを考えていましたが、漬物にする前の間引き菜などまだ小さな「青高菜」を使うことで、更に高菜そのもののおいしさを引き出すことができるのでは? という流れに。
高菜と言えば高菜漬けのイメージだったので、目から鱗でした。
それにしても、料理が上手な方はたくさんいると思いますが、まずは素材ありきで主体はあくまで食材という眼差しを目の当たりにして、こんな方に料理してもらえたら食材も嬉しいだろうなぁと感じるものがありました。
そして、弱みを消そうとするよりもそのものが持っている魅力を存分に引き出そうとする姿勢に、人との向き合い方も考えさせられます。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子